彼女はどこへ行く
オリジナル小説『彼女はどこへ行く』。西暦632年、サーサーン朝ペルシアの黄昏と唐の貞観の世。シルクロードを行く、ひとりの女の長い旅。全四幕、約4万字。
イナンナの歌の三番目の長編プロジェクトです。
西暦632年——唐の貞観六年、サーサーン朝の王冠にはすでに亀裂が入っていました。物語はシルクロードに沿って進みます。ペルシアとメソポタミアを出て、ホラーサーン、ソグディアナ、パミール、タリムを越え、敦煌へ、そして長安へ。
ひとりの女が、ひとつの帝国の黄昏ともうひとつの帝国の絶頂を横切り、自分自身の答えへ向かっていきます。全四幕、約4万字。
観る
全編通し(約2時間40分)
第一幕:残照のなかの嘘と、砂塵のなかの憐れみ
第二幕:流砂と、幻の炎のなかの真実
第三幕:諸行無常と、砂に舞う反故
第四幕:長安の夜宴と、大明宮の囚人
どの映像もYouTube チャンネルでご覧いただけます。
読む
全四幕を日本語で読めます。この物語は二人称で語られます。「あなた」=サーサーン朝の大書記官の娘で、彼女には最後まで名前がありません。
中国語の原文が定本です。翻訳はAIを使い、作者が確認したものです。物語の背景については、資料室のシルクロードの女たち、ペルシアの雌獅子、唐の女たち、敦煌文書に折り畳まれた女性史のノートをどうぞ。